米大統領、ライアンエアー機緊急着陸を非難 ベラルーシへの制裁要求を支持

ジョー・バイデン米大統領は、ベラルーシ当局によるライアンエアー機の緊急着陸とジャーナリストのロマン・プロタセビチ氏の拘束を非難し、同氏の釈放を求め、事件の責任を問うための措置を検討するよう指示した。
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ホワイトハウスのプレスサービスは、バイデン氏の言葉を引用した

ギリシャーリトアニア間を運航していたライアンエアー機をベラルーシが強制的に緊急着陸させたこととジャーナリストのロマン・プロタセビチ氏の拘束は、国際的規範に直接違反している。

バイデン氏は、この事件を「政治的異議と報道の自由に対する恥ずべき攻撃」とし、プロタセビチ氏や「ルカシェンコ政権によって不当に拘束された政治的勾留者」の釈放を求めたと強調した。

また、バイデン氏は事件の国際捜査を求める多数の呼びかけに加わり、EUが制裁を求めたという報告を歓迎した。また「事件の責任を問うための適切な選択肢を検討する」よう求めた。これはEUや国際機関との緊密な協力の下で行われるべきだとしている。


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ギリシャのアテネからリトアニアのビリニュスに向かっていたアイルランドの格安航空会社ライアンエアーの航空機が、機内に爆発物があるとの通報を受け、ベラルーシのミンスクに緊急着陸した

航空機には、ベラルーシで過激派組織に認定されたTelegramチャンネル「Nexta」を作成したロマン・プロタセビチ氏が搭乗していた。着陸後、プロタセビチ氏はベラルーシ当局に拘束された。プロタセビチ氏は、政府当局者や治安当局者に対する社会的な敵意を扇動した疑いが持たれており、刑事事件で起訴された。最大15年の懲役が科される可能性がある。

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