テニス大坂選手 試合後の会見を一切拒否 「アスリートのメンタルヘルスを無視」

大阪市出身の女子プロテニスの大坂なおみ選手が27日、自身のツィッターを通じて英語で、今月開幕の全仏オープン期間中、記者会見には一切応じないことを明らかにした。理由について大坂選手は会見は「アスリートのメンタルヘルスを無視」するものとし、会見拒否に対して運営組織側が科す罰金は支払うと明言している。
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大坂選手はツィートで試合後の会見がいかにアスリートのメンタルヘルスを無視しているかついて、「私たちは会見場に座って、以前に何度も尋ねられた質問を受けたり、私たちの心に疑念をもたらすような質問をされたり」していると指摘し、「私を疑う人々に自分をさらすつもりはない」として、今月末に開幕の四大大会、全仏オープンの期間中に行われる記者会見に応じない決意を表した。
テニスのツアー大会は選手らに会見に応じることを課しており、これを拒否した場合、多額の罰金が科される。大坂選手は罰金を科すのであれば、これに応じると潔い姿勢を示しており、その多額になりそうな罰金がメンタルヘルスの慈善団体に寄付されることを望むと皮肉った。

今までも試合後の記者会見を拒否して罰金が科された選手は複数いる。2018年のマイアミ・オープンで大坂選手に初戦敗退した元世界ランキング1位のセレーナ・ウイリアムスも試合後の会見を拒否し、罰金が科されている。今までの罰金額は5000ドル、7500ドルと様々。

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