シリアで大統領選、現職が95.1%で4期目の再選

シリアで行われた大統領選で、現職のバッシャール・アサド氏が95.1%の得票率で再選を確実とした。人民議会のハムーダ・サッバーグ議長が明らかにした。
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アサド氏は合わせて1354万860票を獲得し、過半数に達したことから4期目の再選を確実とした。有権者の数は1810万7109人で、実際に投票した有権者の数は1423万9140人、投票率は78.64パーセントだった。アサド氏は全体のうち、95.1パーセントの票を手にして再選を確実とした。 

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アサド氏は選挙結果を受けて、シリア史における新しいステージが始まると指摘した。アサド氏の選挙対策本部がSNSのテレグラムに投稿した文面には、次のように記されている。 

高い愛国心を示し、この意思表明の場に参加された全てのシリア人に感謝を示したい……本来あるべきシリアを建設するという希望を確かなものとするため、新しいステージの活動を明日から始めようではないか。 

アサド氏は2000年以降、大統領職にある。再選されたことで、さらに7年間にわたって大統領職を務める。2014年の大統領選でアサド氏は88パーセントの得票率で再選を果たしていた。

シリアでは5月26日に大統領選が行われた。国内1万2000ヵ所の投票所は朝7時から深夜まで開かれていた。公式のデータによると、投票所での違法行為は特に確認されなかったという。

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