露外務省が欧州評議会に要請、ロシア語話者への差別を直視せよ

ロシアは欧州評議会に対し、ウクライナとバルト三国に暮らすロシア語話者住民に対する差別を直視するよう要求した。ハンガリーが欧州評議会の議長国に就任したことを受け、ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官が発表した声明の中で要請した。
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ハンガリーは5月21日、欧州評議会の議長国に選出された。ザハロワ報道官はこれに寄せて発表した声明の中で、ハンガリーには複雑な時代に欧州評議会の活動を調整する使命が待っているとした。

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ザハロワ報道官によると、欧州評議会の活動は一部の国家や組織が進める「反露政策の虜」となっており、加盟国間の団結を強化するという組織の目的に矛盾しているという。 また、ザハロワ報道官はハンガリーが議長国である間に、民族的マイノリティの問題を優先課題としたことを高く評価した。

ザハロワ報道官の声明には次のように記されている。

この関連において我々は欧州評議会に対し、ウクライナとバルト諸国で、ロシア系住民やロシア語話者の住民が体系的差別に晒さられ、さらにはマスメディアの活動が制限されている事態を直視するよう要求する。 

そのうえでザハロワ報道官は、「評議会とは建設的で、なおかつ相互敬意にあふれた共同活動を進める用意がある」と記した。

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