新型コロナウイルス

日本の菅首相 100万回接種に意欲も課題は山積み

日本の菅首相は、65歳以上の高齢者のワクチン接種を7月末に完了するという目標を掲げたが、高い目標設定に自治体などから不満が漏れているという。
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菅首相は28日の記者会見で6月中旬には100万回の接種を行う体制ができていくと思うと発言。しかし、首相に近い関係者によれば、6月中旬に体制が整うというきちんとした報告はなく、根拠がないと嘆息したという。

NHKの報道によれば、世界のワクチン接種の状況は、中国の約4億5000万回(5月21日現在)を筆頭に、米国が2億7000万回、インドが1億8000万回となるが、それに対して日本は750万回と2桁も違う。

日本のワクチン接種の遅れに関しては、「ワクチンの調達ができなかった」「接種準備が遅れた」「接種で混乱が生じた」「接種のロードマップが見えない」などが指摘されている。

ワクチンはコロナ収束のカギではあるが、ワクチンの安全性に関する説明やワクチン以外の対策強化、自治体の接種体制の支援など、課題は山積みと言える。

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