米国 2月に拿捕のタンカーのイラン産石油 120億円超で売却

米国は、今年初め、アラブ首長国連邦の沿岸部で拿捕した石油タンカーの原油を没収し、販売した。AP通信が司法資料を引用して報じた。
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石油タンカー「Achilleas」は今年2月、リベリアの国旗を掲げてアラブ首長国連邦の港湾都市フジャイラの沿岸を航行中に拿捕された。司法資料によれば、同タンカーからの石油の陸揚げは米国のテロ対策法を根拠に行なわれた。AP通信によれば、米国はこのタンカーについて、自国がテロ組織に認定しているイスラム革命防衛隊がさらなる転売を狙って石油を中国へ輸送するために使用したとみなした。

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米検察は、荷主は積載原油を隣国イラクの港湾都市バスラからの軽油と偽って送ろうとしたと断言している。

AP通信によると、米政府はタンカーをテキサス州ヒューストンまで牽引し、その後、タンカーに積載されていた200万バレル強の石油は1億1000万ドル(120億5500万円、1バレルあたり約55ドル)で売却されている。AP通信は「売却金は裁判が続く間は預入状態で保管される」と指摘している。

イラン外務省のサイド・ハイブザデ公式報道官はイラン産原油の販売についての問いに答えた中で、詳細は一切不明とし、「クリントン前米大統領の政権時代から米国の法律のせいでイラン産石油は買い手がない」と述べている。

AP通信は、米エネルギー情報局(EIA)の発表による、米国が2020年10月に輸入した110万バレルのイラン産原油も「同様の没収」の結果である可能性が高いと指摘している。

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