愛媛沖の貨物船「白虎」沈没 行方不明の乗組員の潜水捜索を打ち切り

愛媛県今治市の来島(くるしま)海峡付近で27日夜、日本の貨物船「白虎」が外国船籍の船と衝突し沈没した事故で、第六管区海上保安本部は1日朝、行方不明となっている「白虎」乗組員2人は生存の可能性がないと判断し、潜水捜索の打ち切りを決定した。日本のメディアが報じた。
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貨物船「白虎」は日本時間27日11時55分ごろ、来島海峡付近でマーシャル諸島船籍のケミカル船「ウルサン・パイオニア」と衝突。「白虎」は転覆し、衝突から約2時間40分後に沈没した

この事故で乗組員3人が行方不明となっていたが、1人は3日後の5月30日に船尾の機関室付近で発見され、死亡が確認されたという。

その後も海上保安庁の特殊救難隊が船内を中心に残る2人の捜索を続けていたが、捜索した機関室は全て海水に満たされ、2人の生存の可能性がないと判断。1日朝8時に船内の捜索を打ち切った

なお、海上では巡視艇や航空機による捜索が続けられているほか、無人水中カメラによる現場周辺の捜索も検討しているという。

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