韓国、IOCに仲裁求める 竹島の領有権をめぐる日本との紛争で

韓国政府は、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の公式サイトの地図に竹島(韓国名・独島)が掲載されていることについて抗議し、国際オリンピック委員会(IOC)に仲裁を求めた。
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竹島は、日本と韓国が共に領有権を主張する係争地域で、現在、韓国が実効支配している。

韓国の文化体育観光部は、IOCに「積極的な仲裁」を求める書簡を2日に送ったと発表した。

韓国は先月24日、日本のオリンピック委員会に地図の修正を求める書簡を送っていた。

東京五輪組織委員会の公式サイトに掲載されている聖火リレーのルートを紹介する日本地図では、竹島が日本領土と同じ色で塗られている。

また、韓国外務省が1日、在韓日本大使館の相馬弘尚総括公使を呼び出し、「不当な領有権主張」に対して抗議したと報じられた。

先に韓国外務省は「独島に対する韓国の主権に異議を唱える日本の新たな試みに断固として戦う」と発表し、「日本の間違った行動」は容認できないと指摘した。

韓国の主要政党も日本を非難し、この問題に対するIOCの「偏った態度」を批判した。IOCは、韓国の平昌で開催された2018年冬季オリンピック時、韓国と北朝鮮の合同チームの統一旗に竹島が描かれたことをめぐって日本が抗議したのを受け、竹島を削除するよう勧告していた。

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