ISS滞在中のロシア人宇宙飛行士 今年初の船外活動を開始

国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士は、ロシアのプログラムに則り今年最初の船外活動を開始した。この活動で宇宙飛行士は、古いモジュール「ピアース」をISSとのドッキングから解除する準備を行っている。
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ロシア国営宇宙開発企業「ロスコスモス」のウェブサイトでの放送によると、宇宙飛行士のオレッグ・ノヴィツキー氏とピョートル・ドゥブロフ氏は、8時53分(日本時間14時53分)に「ミニ・リサーチ・モジュール2」の出口ハッチを開けた。同社によると、船外活動は6時間50分間行われる。

これはロシアによる55回目の船外活動であり、2021年において1回目となる。両また、ノヴィツキー氏とドゥブロフ氏にとっても初の試みとなる。

宇宙飛行士らは、モジュール「ザーリャ」の熱管理システムにある液体流量調節器のパネルを新しいものと交換し、古いパネル宇宙空間に捨てる。また、2001年にISSに運ばれたモジュール「ピアース」のドッキングを解除する。7月には新しいモジュール「ナウカ」が到着するため、その準備も行うという。

ISSでは現在、ロシア人のノヴィツキー氏とドゥブロフ氏、米国人のマーク・ヴァンデハイ氏、シェーン・キンブロー氏、メーガン・マッカーサー氏、日本人の星出彰彦氏、フランス人のトム・ペスケ氏からなる第65次長期滞在クルーが活動している。

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