SNSでは4月、大量死したトナカイの映像が拡散されていた。投稿者は300頭あまりの死骸を映していた。
ロシア連邦動植物検疫監督局カムチャッカ支局によると、専門家らはその後の調査で352頭の死骸を確認したという。
家畜や野生動物の間では特に炭疽症が危険視されており、検体の調査が行われたが、陽性反応は確認さなかった。
臨床検査や死骸の検証に加え、死骸が確認された地域では雪が40センチから50センチも積り、雪の下には水や氷しかなかったことから、トナカイはいずれも飢えで死亡したと判断された。
オホーツク海沿岸では5メートルから40メートル間隔でトナカイの遺骸が確認されていた。伝染病などの痕跡は確認されなかった。
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