日本政府「ロシア当局による連行は受け入れられない」 オホーツク海の日本漁船

日本政府は、5月28日にオホーツク海で日本籍漁船がロシア国境警備隊に拘束された件について「連行は受け入れられない」とし、外交チャンネルを通しロシアに抗議した。3日の記者会見で加藤勝信官房長官が明らかにした。
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加藤官房長官は「現時点の情報では、第172永宝丸は日本の排他的経済水域(EEZ)内で操業していた。モスクワ、ユジノサハリンスク、東京の外交チャンネルを通じて、ロシア側による連行は受け入れられないと講義するとともに、乗組員の即時釈放を要求している」と述べた。

また加藤氏によると、乗組員の健康状態に今のところ問題ないという。飲料水や食料が提供されていることも補足した。

ロシア連邦保安庁サハリン州総局広報部は5月28日、オホーツク海で日本籍漁船が不審な動きを見せたため拘束したと発表した。船内検査では生鮮カニ、茹で・冷凍カニ製品、操業用設備が確認された。追跡の過程で日本漁船が危険な動きをし、国境警備船と衝突する恐れがあったという。漁船は拘束後、調査を行うためコルサコフ港に移動した。

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