米電気自動車大手テスラと宇宙開発企業スペースXを率いるイーロン・マスク氏が、ビットコインとの「別れ」を示唆する謎めいたツイートをした後、ビットコインの価値は1000ドル超下落した。
マスク氏はツイッターに「♯Bitcoin」と割れたハートの絵文字を投稿し、別れを意味するような画像を添え、米ロックバンド「リンキン・パーク」の楽曲「イン・ジ・エンド」の歌詞を少し変えて「結局のところ、それはたいしたことではなかった?」と投稿した。
マスク氏のこのツイートを受け、ビットコインは約3万8500ドルから3万7300ドルまで下落した。その後しばらくしてからビットコインは3万8000ドルの水準に戻ったが、現在は再び下落している。
これまでにもビットコインを支持するマスク氏のツイートはビットコイン相場に大きな影響を与えてきた。マスク氏は今年1月にもツイッターでビットコインに言及し、その後、ビットコインの価格が上昇した。一方、マスク氏はその後、仮想通貨ドージコインに言及することが多くなり、ドージコインの価格が上昇した。