シジコワは3日夜、女子ダブルス1回戦終了後に拘束された。
女子ダブルス世界ランキング101位のシジコワは現在、パリ検察庁が2020年10月に開始した「組織的詐欺」と「能動的および受動的なスポーツ界の汚職」に関する調査の中心にいる。仏紙ル・パリジャンが報じた。
八百長の疑いが持たれているのは、昨年の全仏オープンのヤナ・シジコワ(ロシア)、マディソン・ブレングル(米国)組とアンドレア・ミトゥ、パトリシアマリア・ティグ(ともにルーマニア)組の試合。
この試合では、ルーマニアのペアが勝ったが(7-6、6-4)、第2セット第5ゲームでシジコワがサーブを2回連続で失敗して相手に1ポイントが加算され、ルーマニア・ペアの勝利に結びついた。
この前に捜査当局は、ブックメーカー(賭け屋)でルーマニアのペアへの計数万ユーロに上る疑わしい賭けを確認していたという。
シジコワは、女子テニス協会 (WTA) のシングルスランキング765 位。自己最高ランキングは336位。
今年の全仏オープンは、日本の大坂なおみ選手が記者会見を拒否した後、世間の注目を浴びた。
大坂選手は5月30日の1回戦で勝利した後、記者会見を拒否したため、1万5000ドルの罰金を言い渡された。5月31日、大坂選手は、全仏オープンを棄権すると表明した。