クリル諸島のエベコ火山、高さ2500メートルまで火山灰を噴出

クリル諸島にあるエベコ火山が火山灰を噴出した。火山灰の高さは2500メートルに達した。5日、ロシア非常事態省サハリン州総局が発表した。
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サハリン州総局は「エベコ火山では、高さ2500メートルまで火山灰を噴出した。火山灰は北へ最大3キロの範囲に広がった」と報告している。

同局は、パラムシル島のセベロクリリスクでは降灰は観測されておらず、硫化水素の臭いもないと指摘している。また住民への被害もないという。

エベコ火山は標高1156 m、セベロクリリスクから7 キロ、ベルナツキー山脈北部に位置している。

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エベコ山は2016年10月20日以降、定期的に噴火(小から中程度)を繰り返している。最も大規模な噴火が起きたのは2018年8月31日で、新たな噴火口から6000メートルの高さまで噴煙を吹き上げた。

エベコ火山は死火山に分類される。学者らは事態が噴煙から溶岩流に発展する危険性は少ないものの、火山灰が北クリル諸島の住民生活に危険を及ぼす事態は 想定しうるとの見方を示している。

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