調査は2020年7月17日から9月25日の期間、仏独西英米伊の6カ国でコロナウイルス感染患者と頻繁に接触する医療関係者を対象に行われた。対象者の中にはCOVID-19感染後回復した者、一度も罹患したことのない者も含まれており、感染症状の継続した期間と重度、また感染傾向の指数を計測した。
その結果、研究者らは植物性の食物を摂取している場合、COVID-19に罹患し、重症化するリスクはそれ以外の人より73%も低いことがわかった。同じ指標は完全なベジタリアンではなく、肉は食さない代わりに魚は食べる人の場合、59%となった。
最も重症化するグループは少量の炭水化物と高タンパク質の食事を摂取している人だった。
また定期的に運動をしている人がCOVID-19に罹患した場合を調べた結果、スポーツに従事していると感染による死亡リスクは3分の1に減り、逆に肥満では死亡リスクは拡大した。