韓国の宅配労働組合、無期限ストライキを発表 過酷な労働条件で

韓国の全国宅配労働組合は、政府や宅配会社との交渉が決裂したため、2100人以上の配達員が9日から無期限ストライキに入ると発表した。
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今年初め、1月に承認された合意の完全履行の時期に関する交渉が行われ、宅配会社は、仕分け作業を専門に行うスタッフを雇って配達員を仕分け作業から解放することに同意した。一方、宅配会社側がこの合意を1年先送りにするよう求め、労働組合はこれを容認できないとしたため、交渉が決裂した。

韓国では、配達員が配達前に仕分け作業を行っているが、これに係る手当は支給されず、この作業が長時間労働の主な原因となっている。韓国では昨年、16人の配達員が過労死した。

宅配サービスは韓国人の日常生活で大きな役割を担っており、コロナ禍でネットショッピングの利用が急増してその重要性がさらに高まった。

宅配サービスは、商品、食品、調理済みの食事などを数時間で顧客に届けてくれるため、顧客の時間やエネルギーを節約することができる。

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