この装置は靴の中に装着して使用する。専用のアプリで目的地を設定すると、装置はルートに従って直進なら靴の前方、右折の場合は右足の靴が振動し、歩行者に進路を伝える。
日本の視覚障害者は、2030年には200万人に上ると予測されている。最近では、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、人による歩行支援では腕をつかむことで密になることから、ガイドヘルパーの数が減少していると言われている。
ピーアールタイムズによると、こういった状況から、同社は装置の需要が見込めるとして2021年に実証実験を実施し、2022年度中に製品化を目指す。
同社の代表取締役、千野歩氏によると、身内の事故をきっかけに視覚障害者の安全で自由な移動を実現したいとの思いから開発を始めたという。グーネットマガジンによると、同氏は、「発売にむけて、これからたくさんの壁にぶつかることになるかと思いますが、一つひとつ乗り越え、視覚障害者の自由な移動の実現に向けて、全力でチャレンジしていきます」と意気込みを語っている。
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