同社ワクチンはアメリカ国立衛生研究所との共同開発。臨床試験第2相は1月に台湾の11の病院で開始し、4千人を超える被験者が参加した。
このままいけば同ワクチンは台湾で初の正式承認のコロナワクチンとなる。
別の企業である「United Biomedical」もコロナワクチンを開発中であり、台湾当局はすでにこの2社と事前契約を結んでいる。各社に500万回分を発注し、その後さらに倍の数量を確保することになる。
現在、人口2350万人の台湾ではコロナワクチンが不足している。
5月下旬、台湾の蔡英文総統は、米ファイザーと独バイオエヌテックが共同開発した新型コロナワクチンの供給契約を中国政府が妨害していると直接非難した。
その後の6月4日、日本政府は英国・スウェーデンのアストラゼネカ社製の新型コロナウイルスワクチン124万回を台湾に提供すると明らかにした。