気候変動対策を窮地に追い込む最貧国

国際エネルギー機関は、最貧国は環境を汚染しないクリーン・エネルギーの開発費用を十分に持たないため、世界の気候変動対策を窮地に追い込みかねない傾向がすでにみられるとする報告を行った。ブルームバーグが報じた。
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「クリーン」プラスチックの生産はまだかなりのコスト高
ブルームバーグの報道によれば、富裕国が新しいクリーン・エネルギーに投資を行つ際に重要なのは、最貧国も取り残されないようにすること。

世界人口の3分の2が発展途上国に集中しているものの、これらの諸国がクリーン・エネルギーに費やす額は世界の投資額のわずか5分の1。発展途上国が投資を増やさない場合、この先数十年の温室効果ガス放出量を減らす責任はまさにこれらの国々の肩にかかってしまうことになる。

ブルームバーグの試算では、発展途上国への投資は2030年までには1兆ドルに達しなければならない。比較のために例にだすと、2020年の投資額はわずか1 500億ドルだった。

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