G7によるワクチン接種計画「不十分」=国連事務総長

英国で開催中のG7サミットで、G7が新型コロナウイルスのワクチン10億回分を世界各国に供給する意向を発表した。しかしながら、アントニオ・グテーレス国連事務総長は記者会見で、パンデミック対策は十分に講じられていないと表明した。
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グテーレス氏は、G7が他の国々に10億回分のワクチンを提供するという英国政府による声明にコメントを求められ「大いに歓迎する」と答えた。「ただし、明らかにそれ以上が必要だ」とし、各国や国際機構の支援だけでなく世界規模のワクチン接種計画が必要だと述べた。

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グテーレス氏は、ワクチンの開発と生産に携わる国々は、このような接種計画の実現を保証する特別なワーキンググループを創設すべきだと説明した。また、製薬会社には、これを行うために必要な知識と技術を共有するよう求めた。

同氏によれば、途上国を含めた世界規模のワクチン接種計画がなければ「多くの途上国でウイルスが山火事のように広がる」という。

G7サミットは、英コーンウォール州のリゾート地カービスベイで13日まで開催される。英国、ドイツ、イタリア、カナダ、米国、フランス、日本の7カ国と欧州連合(EU)が参加するG7サミットには今年、オーストラリア、韓国、南アフリカが招待されている。新型コロナの感染拡大が続くインドはオンライン形式で参加する。

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