世界の石油需要 2022年末までに回復

国際エネルギー機関(IEA)は6月の報告書で、世界の石油需要は2022年末までにパンデミック以前の水準に回復し、日量は初の1億バレル超えになるとの予測を発表した。IEAは、このようなシナリオでは、OPEC+の国々は需要の増加に対応するため石油生産の制限を緩和する必要があると指摘している。英フィナンシャル・タイムズが報じた。
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IEAの専門家は、2021年の世界の石油需要は前年比540万バレル増加し、2022年にはさらに310万バレル増加すると予想している。この増加傾向に変化が生じなければ、石油需要は回復を続け、2022年末には日量1億60万バレルに達し、パンデミック前の水準に戻る可能性がある

専門家:石油の時代はまだ終わらず、アジアやアフリカにはそのポテンシャルがある
そのためIEAは、OPEC+の国々は、世界の石油市場に十分な供給を行うために石油生産の制限を緩和する必要があると指摘している。

IEAによると、現在、先進国の石油貯蔵量は5年前の平均値を下回っている。2020年7月、世界の石油貯蔵量は過去最高を記録し、需要は日量平均110万バレルのペースで減少している。

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