ケルチでは、1晩で約2ケ月分の平均降水量に相当する82ミリの雨が降った。
同市では、約236の民家およびアパートが浸水した。また居住地の中心部と市立第1病院で停電が発生した。現在、人々の避難が行われている。
ケルチにはクリミアのセルゲイ・アクショノフ首長が到着し、ゴムボートで視察を開始した。
クリミアのオレグ・クリュチコフ首長顧問は記者団に「非常事態省の職員がボートのあとについて泳いでいる。このような状況だ。これ以外の方法では移動できない。現在、非常事態省と関係官庁の人員や機材などがケルチに到着している」と説明した。
非常事態省クリミア総局は、悪天候により、クリミアでは17日に暴風雨の恐れがあると発表した。ケルチ市政府は、近いうちに水を汲みだすとしている。