アルメニアがコニャックの名称放棄、ブランドの世界的立場強まる=仏コニャック・ビュロー

アルメニアが「コニャック」というフランスの地理的名称を放棄することにより、名称の立場が世界的に強化される。フランスの国立コニャック生産者ビュロー(BNIC)がリアノーボスチ通信の取材に応じた中で明らかにした。
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アルメニア政府は20201年6月、欧州連合(EU)との財政協定を承認した。これによりアルメニアは国産アルコール製品に「コニャック」の地理的名称を放棄することを引き換えに300万ユーロの支援を受け取る。

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EUとの間で実現が進むプログラムでは、アルミニア産コニャックの国内外市場における販売名称や広告、マーケティングに新しい名称を用意することが盛り込まれている。

この計画は、2017年にアルメニアと EU が締結した包括的協力関係に関する協定に基づいており、同協定は2021年3月に発効した。

BNICはこの決定について、「全世界で【コニャック】の名称を保護する上での動きを強化し、拡大するものとなるだろう」とコメントした。

BNICはコニャック産業と関連した問題をコーディネートする組織として知られている。同ビュローにはブドウ生産者やコニャック販売業者が加盟しており、「コニャック」という地理的名称の保護に加え、コニャック産業の発達に向けた支援を行っている。

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