共同通信によると、加藤氏は「感染者数増が見えれば必要な措置を取り、五輪や他のイベントも同じように対応してもらうのが基本原則だ」と述べた。
また、新型コロナウイルスの感染状況が悪化した場合、東京五輪・パラリンピックを無観客開催とする可能性があると示唆した。
第32回夏季オリンピック東京大会は、2021年7月23日から8月8日に行われる予定。今年3月、今夏の東京五輪・パラリンピックは外国からの観客の受入れを見送ることで正式に決定した。
東京五輪組織委員会の橋本聖子会長は、観客数の上限に関しては政府決定に準じ、定員の50%であれば上限1万人との基準を採用する方針を示した。観客上限は21日に開く政府、東京都、組織委、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)による5者協議で決定するという。
一方、日本政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長および専門家有志は「東京2020大会に伴う感染拡大リスクについての提言」を提出し、「無観客開催が望ましい」としている。
関連ニュース