中国 大手銀行が顧客に仮想通貨取引を禁止

中国で3番目に大きな銀行である中国農業銀行(ABC)は、仮想通貨に関連する取引を禁止すると発表した。同国の仮想通貨専門メディア8BTCnewsが報じている。ABCは、仮想通貨に関連する全ての取引を停止し、仮想通貨取引を行った顧客の口座を解約するとの声明を発表。しかし、この声明はその後、同行のウェブサイトから削除された。
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仮想通貨を専門とする中国人ジャーナリストのコリン・ウー氏は、中国政府が銀行に仮想通貨取引に制限を課すように要求したのは、「より強力な効果」を生み出すためだとみている。ウー氏によると、中国人民銀行(PBOC)は6月21日、仮想通貨の取引を禁止するようにとの通達を銀行に出したという。

​その後同氏は、この情報はPBOCが中国の5つの銀行とアリペイの決済システムの代表者との会合を開催したことで裏付けられたと伝えている。同氏によると、中国の規制当局は、金融機関に対し、仮想通貨の取引に関与しないように要請した。

​中国が仮想通貨への規制を強化したことで、ビットコイン相場は下落を続けている。ビットコイン価格は21日、30分間の内に7%暴落し、8日以来の最安値となる3万2000ドル(約352万円)となった。ビットコインは、19時15分現在(日本時間)、3万2900ドル(約362万円)で取引されている。中国では、この2週間で四川省、雲南省、青海省、新疆ウイグル自治区の4地域で仮想通貨のマイニング(採掘)が禁止された。

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