研究者らが指摘 ワクチン接種者だけに現れるコロナウイルスの症状

英国の研究者らが感染対策としてワクチン接種を受けた患者にだけに現れるコロナウイルスの感染症状を確認した。症状追跡用アプリ「ZOE COVID Symptom Study」のデータを引用し、「The Express」が報じた。
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コロナウイルスに感染した人には当初くしゃみが頻繁に発生すると指摘される。その場合、ワクチン接種を受けていないなら、この症状は新型コロナウイルスの兆候とは思われず、むしろ風邪やアレルギーと考えられる。

新型コロナが血液細胞を変形させるおそれ=研究者ら
専門家らは、ワクチン接種を受けたがそれでも感染した人は軽症で済み、また、くしゃみの症状を訴えていると強調する。この症状は、コロナウイルス感染時のもっとも一般的な20の症状には含まれていない。基本的に患者には高熱や味覚や嗅覚の喪失、疲労感、喉の痛み、下痢、鼻水、呼吸困難、咳の継続が見られる。

研究者らは、「ワクチン接種を受けたのに原因の分からない咳が頻繁に出始めたら、家に留まり、新型コロナウイルスの検査を受ける必要があります。高い感染リスクにさらされている人たちと一緒に暮らしている、または働いている場合は特にその必要があります」とアドバイスする。

世界中の研究者らは、ワクチン接種を受けた人を含め、新型コロナウイルスのインド変異種の危険性について警告する。このタイプのウイルスには、受容体接合ドメインに主に2つの変異種が確認されており、これらはおそらくワクチン接種者または完治者の抗体の防御機能を半分から3分の1に低下させる。

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