新型コロナウイルス

インド、新規変異株「デルタプラス」の感染力の強さを警告

全インド医科学研究所のランディープ・グレリア所長は、同国で流行し始めた新型コロナウイルスの新規変異株「デルタプラス」(B.1.617.2.1)について、感染力が強く、マスクを着用せずに感染者の近くを通っただけで感染する可能性があると警告した。インディア・トゥデイが報じた。
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また「デルタプラス」は、モノクローナル抗体に耐性があり、免疫を「回避」する能力を持っているとことも、医師や当局の懸念を呼んでいるという。

グレリア氏によると、現在、インドのSARS-CoV-2ゲノミクスコンソーシアム(INSACOG)の専門家らは、既存のワクチンが新規変異株に対してどのくらい効果的であるかを評価するため、新しい変異株の研究を続けている。

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先にインド保健省は、人口密度の高いケララ州、マハラシュトラ州、マディヤ・プラデシュ州の当局に対し、新規変異株の危険性について警告した。特に、デルタプラスは肺の細胞に取り付きやすい可能性があることがわかっている。

疫学者らによると、新しい変異株は、スパイクタンパク質のK417N変異を保有する。K417N変異は、新型コロナウイルスに感染した人やワクチン接種を受けた人の抗体活性を低下させることができるという。

先に生物学博士が、インド型の主な危険性を明らかにした。

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