新型コロナウイルス

インドの専門家が指摘 変異種「デルタ・プラス」への懸念は過大

インドのウイルス感染症の専門家で、ゲノム学および統合生物学研究所のアヌラグ・アガルバル所長は、新型コロナウイルスの新しい変異種「デルタ・プラス」がインドで感染拡大の第3波を引き起こすおそれがあるという懸念は過大なものと考えている。
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同所長はテレビ局NDTVのインタビューで、「これまでのところ『デルタ・プラス』がたとえば第3波を引き起こす可能性に関して何らかの関連をしめす証拠は何も存在しない」と語った。

インド、新規変異株「デルタプラス」の感染力の強さを警告
同氏は、彼が指導する研究所は、もっとも感染が深刻なマハーラーシュトラ州で4月から5月に採取された3500超のウイルスサンプルの解読を行ったと強調した。アガルバル所長は、「私たちは、(デルタ・プラスに感染した)患者が非常に多いことを知っています。しかし、彼らは1%以下でしかありません」と指摘し、現在、「すべてが安定しているようだ」と述べた。

また同所長は、菌株「デルタ」の全変異種は危険であり、感染拡大への対応措置と注意を怠らないよう呼びかけた。

デルタ」と命名されたコロナウイルスの株は昨2020年10月にインドで発見され、その後、日本を含む世界各地に拡散した。

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