高齢化の日本 認知症による行方不明は増加の一途 警察庁

24日、日本の警察庁は、昨年2020年中に国内で1万7565人が認知症やその疑いで行方不明の届け出があったと発表した。この数値は前年より86人多い。共同通信が報じた。
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共同通信が警察庁の発表を引用して報じたところによれば、認知症またはその疑いによる行方不明の届け出件数は2012年の統計開始から毎年増加の一途とたどっており、8年間で1.83倍に増えている。このうち214人は2020年中に所在の確認ができなかった。またNHKの報道によれば、年間527人が行方不明になっている間に交通事故など様々な理由で死亡している。

警察は自治体などと協力し、早期発見の取り組み強化策として、GPS機能を活用したスマートフォンアプリの普及や行方不明者の情報を地域の人にメールで通知するシステムの導入を進めている。一方日本政府は認知症の発症、進行を遅らせる予防策を構築する。

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