新型コロナウイルス

「全員が安全圏にいないうちは安全な人は誰もいない」 インド人専門家予想するコロナ禍はどれくらい続くか

インドの肺疾患治療専門のアーヴィンド・クマール教授は、現在のパンデミック状況が少なくとも来年2022年の最初の数か月は続くという予想を明らかにした。リアノーボスチ通信が報じた。
この記事をSputnikで読む

「このウイルスはこの先まだ何か月も存在し続けると思う。この状態の生活が2022年の最初の数か月までといわずとも、少なくとも2021年中は続くという覚悟が、インド全体にできていなければならないと常日頃主張してきた。同じような状況がインド以外の世界でも維持されると思っている」

日本、7月下旬から8月にかけて新型コロナ第5波の恐れ=読売新聞
「よく知られたことわざがある。全員が安全圏にいないうちは誰も安全ではない。これはコロナの状況にも当てはめることができる。なぜなら世界の90%以上の市民がまだワクチンをうっていないからだ。未だに大規模接種が実施されたのは米国と欧州のみで、他の多くの諸国が迅速な接種を行えてはいない。このことから、世界がコロナウイルスに打ち勝とうと思うのであれば、市民はワクチンを接種していなければならず、これには単にロジスティックス上の問題から長い時間がかかる。これが理由で私には近いうちにコロナウイルスが消滅するようには思えない。ウイルスは2021年末か、もしくは2022年の最初の数か月間は我々とともにあるだろう」

こうした一方で、先日、あるインドの専門家からは「デルタ・プラス」株の危険度誇張されているとする見解が表されている。

関連ニュース


スプートニクは新型コロナウイルスに関する信憑性の高い最新情報をお届けしています。特設ページをご覧ください。

コメント