中国の研究者 雄ネズミの出産に成功

上海の軍医大学の専門家らは実験用マウスによる研究で雄の妊娠が可能であることを証明した。研究結果がサイト「bioRxiv.org」で発表された。
この記事をSputnikで読む

研究者らは雄が妊娠するための4段階からなる特別な構想を開発した。第1段階で雄は去勢させられ、その後、血液に女性ホルモンを循環させるため、雄の循環系と雌の循環系を結び合わせた。それにより並体結合のペアが形成された。

インド コロナ「デルタプラス」を「懸念すべき変種」と認定 感染、ワクチンによる免疫も効果なし
第2段階ではマウスに子宮が移植され、8週間後にマウスの胚が雌の子宮と雄の子宮に着床させられた。

並行妊娠は、それなしに受精した雄の胚の成長は不可能であることから、血液中のホルモンや他の特別な分子の生成にとって必要だった。

最終段階では雄に帝王切開が行われた。結果的に163の並体結合ペアのうち6例だけが出産に成功した。生まれた10匹のマウスの子どもはすべて健康で、雌から生まれた子どもと体重も変わらなかった。

関連ニュース

コメント