「デルタ変異体は今まで検出されたCOVID-19の変異体の中でも最大の感染力を持っている。85か国で検出されており、ワクチンが未接種の市民の間で迅速に拡大している」アダノム事務局長はこう指摘している。
事務局長によれば、WHOは現在、COVID-19の感染拡大が世界規模で進行している様子を把握しており、これが死者の増加につながる恐れがあると認識している。新規感染の件数が増えれば、入院件数も増え、この先、健康保健システム、医療スタッフが緊張状態に置かれることになる。アダノム事務局長は、これが原因となり、死亡リスクも高まると説明している。
「デルタ」と命名されたコロナウイルスの株は昨2020年10月にインドで発見され、その後、日本を含む世界各地に拡散した。
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