ガーディアン紙の報道によれば、ライオンは生後18か月で体重70キロ。カンボジアへは中国から運びこまれた。カンボジア政府は4月、室内で劣悪な条件で飼育されているライオンを撮影した動画が公開されてから、その捜索を続けていた。
カンボジアで野生動物の保護活動を行う国際的なNPOの「ワールドライフ・アライアンス」はカンボジア政府に援助し、このライオンの保護を助けた。同組織は「ライオンは犬歯を抜かれ、爪を切られており、生存環境は劣悪」と発表している。
ライオンは、プノンペン市内を監視もない状態で徘徊している様子を収めた写真がFacebookに公開されたことから明るみになり、今回の没収に繋がった。カンボジア野生動物レスキューサービス(Phnom Tamao)へ渡されることになった。