ロボット事業を手がける子会社のソフトバンクロボティクスによると、「ペッパー」は日本や中国、欧米諸国などで店舗の接客用などに提供していたが、需要が減少したことにより在庫が増加。昨年夏ごろから委託先である台湾企業での生産を一時停止している。
理由としては、コロナ禍で商業施設等での店頭販売の自粛が増加したことが挙げられるという。
また、米国や英国、日本で人員削減や配置転換を行っているほか、開発の中心であるフランスの拠点でも人員削減を見込むなど体制の縮小を進めている。
ペッパーは2015年に発売が開始された、人工知能(AI)を搭載した人型ロボット。会社によると現在は法人向けのレンタルが主流となるが、需要が回復すれば生産を再開するとしている。
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