「確信をもって言えるのだが、少なくとも私にはそう思えるのだが、今日『COVID権』という概念が形成されている。そして今、極めて重要なのが、制限の必要性と人権との間の比例関係を分けて考えることである」モスカリコワ氏は、パンデミックの条件下では集団の権利と個人の権利を分けてとらえ、前者が後者に勝ることを理解する必要があると付け加えた。
「我々は皆、単に人間の命と健康を救済するだけでなく、世界の文明空間の生命と健康を救うことにも関心を持っている。このため現在とられている措置だが、これが存在する権利を、こうしたアプローチを行う権利を持っているのかという問題を話し合っていく」モスカリコワ氏はこう述べている。
これに続いて、モスクワのオンブズマンのタチアナ・ポチャエワ氏も声明を表し、パンデミック時における人権について特別の国際的な文書の作成を提案した。ポチャエワ氏は以前、コロナウイルスのパンデミックによって人類は教育分野、医療の受けやすさ、労働権、ワクチンに関連し、人権に関係した多くの課題や問題を突き付けられたと指摘していた。
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