カナダの先住民、ローマ教皇から謝罪を要求へ

カナダの先住民で作られた組織の代表らは2021年12月にバチカンを訪問し、ローマ教皇フランシスコと会談する。会談では原住民の児童用に設置された寄宿学校の管理でカトリック教会が担った役割に対し、ローマ教皇から正式な謝罪を要求する。これらの寄宿学校では暴力や性的虐待が横行し、少なくとも3200人以上の児童が犠牲になったとされている。カナダCBCテレビが消息筋の証言を引用して報じた。
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消息筋の情報によるとインディアン、混血児、イヌイットの代表団らは12月17日から20日の間にかけてそれぞれ個別にローマ教皇と会談する。統括の会談は20日に実施され、全代表団が集まる。

消息筋によると、会談の目的はカナダで行われた非道な行為に対し、ローマ教皇から正式な謝罪を要求することにあるという。

先にカナダ中西部サスカチュワン州では先住民の児童用に建てられた寄宿学校の跡地から750人以上の遺体が確認されたと報じられていた。カナダのジャスティン・トルドー首相は先住民に加えられた苦しみに対する政府の責任を認め、先住民への支援を継続する姿勢を示した。 

カナダ 寄宿学校跡地で200人超の子どもたちの遺骨が見つかる


先にカナダのカムループスでは、先住民の児童用に建てられた寄宿学校の跡地から200人を超える遺骨が発見された。こうした寄宿学校は1890年から1969年にかけてカトリック教会の管理で運営されてきた。寄宿学校はその後、カナダ政府の管理下に移行し、1978年まで機能していた。先住民のための寄宿学校のシステムを研究するエレン・ターペル・ラフォンド氏は、「遺骨の発見は、学校に送った子どもたちが帰ってこなかったと先住民が長年言い続けてきたことを裏付けるものだ」と述べている。同氏は、子どもたちの死が身体的・性的虐待によるものであることから、記録されていないとみている。

こうした寄宿学校では少なくとも3200人以上の児童が犠牲になったと推測されている。

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