韓国議会 竹島の東京五輪地図からの削除を求める決議採択

韓国議会の文化スポーツ観光委員会は30日、独島(トクト、日本名で竹島)の主権への日本の要求および東京五輪用の日本地図に同島を記載したことを厳しく糾弾する決議を採択した。聯合ニュースが報じた。
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これより前、日本は、東京五輪の公式ホームページに掲載した五輪の聖火リレーのルートを示した地図に、竹島を含めていたことから、韓国は島への領土要求の現れとして激しく糾弾し、日本政府、国際オリンピック委員会(IOC)に対して幾度も不服を申し立ててきたものの、日本は島の地図からの削除を退けてきた。

韓国議会文化委員会はこれを糾弾し、日本の行為を非難する決議を採択した。

決議を300人の議員のうち234人の議員が承認し、採択されている。決議は、日本が自国の領土を示す地図に独島(竹島)を含めたことは「韓国の主権を侵犯する」一歩であり、日韓関係を悪化させるものとして、即刻地図から独島を削除するよう呼び掛けている。

決議はIOCに対して、この問題について活発な措置を講じるよう呼び掛けもふくまれており、韓国政府の外交上の参加の必要性も強調されている。

竹島は総面積0.188平方キロメートル、無人島と周辺岩礁から構成される島嶼群。1945年に韓国が日本の植民地支配から解放されて以来、国際紛争の対象となっている。現在、竹島は韓国軍の管理下に置かれている。

日本は1905年に大日本帝国に編入された竹島について、韓国が不法占拠していると主張。北朝鮮と韓国は、これら島嶼群は常に朝鮮国家の一部であったとそれぞれが主張している。

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