熱海市の土石流 日本のマスコミが専門家らの見解を報じる

日本の静岡県熱海市で発生した大規模な土石流について、日本のマスコミは専門家らの見解を報じている。
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NHKによると、静岡県は4日、土石流についての初期の調査結果を明らかにした。調査では、「伊豆山地区の中心部から1キロほどの山の中で開発のために土が盛られていた一帯を含む斜面が大きく崩れていたことがわかった」という。

NHKは、土砂災害のメカニズムに詳しい政策研究大学院大学の小山内信智教授による映像分析を報じた。NHKによると、小山教授は、土石流が発生したとみられる上流付近をドローンで撮影した映像を分析し「映像を見る限り、谷のいちばん上のあたりで、崩壊が始まったとみられる。ほかと比べて茶色くなっていてところは地下水を多く含む土壌でもともと水を多く含む崩れやすい場所だったとみられる。そこに今回、大量の雨が降ったことで規模の大きな崩壊の発生につながったのではないか」と指摘しているという。

朝日新聞は、専門家から「谷の最上流部にあった人工の盛り土部分が崩れたことがきっかけではないかと指摘する声が出ている」と報じている。同紙によると、4日に現地を視察した東京電機大の安田進名誉教授(地盤工学)は、熱海市の土石流について「特殊な要因があったのではないか」とし、「施工状況の確認が必要だ」と指摘している。

日本の菅義偉首相は4日、静岡県熱海市で3日に発生した土石流で死者2人、負傷者2人、19人が救出されたと明らかにした。

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