新型コロナウイルス

米国感染症専門家 デルタ株の危険性について言及

米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長はNBCテレビのインタビューで、新型コロナウイルスのデルタ株は他の変異種より危険であると語った。
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同所長によると、研究所で調査した学術データから、デルタ株は「より致死的」であることが証明されたという。「デルタ株はより重症化し、入院の可能性も高め、一部には致死の可能性も高い」とファウチ所長は語る。

所長はまた、SARS-CoV-2デルタ株は感染力が強く、他の変異種に比べてヒトからヒトへ感染しやすいと結んだ。

CNNテレビによると、新型コロナウイルスデルタ株は全米50州、首都ワシントン、コロンビア特別区で確認されている。米国疾病予防管理センター(CDC)のワレンスキ所長は、現在、新規感染者の25%はデルタ株に感染していると語る。6月初旬の割合は6%だった。

デルタ株およびデルタプラス株はインドで初めて発見された。世界保健機関(WHO)は、同株は当初の武漢型コロナウイルスの倍の感染力をもつと判断している。WHOはこれより前、デルタ株は90か国で確認されていると発表した。

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