新型コロナウイルス

米国の死者、約99%がワクチン接種せず=米感染症専門家

米国では新型コロナウイルスの感染により、6月だけで1万人が死亡した。そのうち、およそ99.2%がワクチン接種をしていなかった。米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長がNBCテレビの取材に応じた中で明らかにした。
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米国では6月の間だけでおよそ1万人が新型コロナウイルスの感染により死亡した。この関連で、NBCテレビの司会者はファウチ所長に対し、そのうちの何割がワクチン接種をしていなかったかを質問した。これに対し、ファウチ所長は次のように回答した。 

死者数を見れば、そのうち約99.2%は接種を受けていませんでした。約0.8%はワクチン接種をしていました。理想的なワクチンというものはありません。こうした死亡例の大半は回避し、予防できたのですから、これは本当に悲しく、悲劇的です。不幸に見舞われた人の大半はワクチン接種していませんでした。

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ファウチ所長によると、米国でワクチンは希望者全員に届くほど、潤沢な状況にあるという。

ファウチ所長はウイルスを「共通の敵」と呼び、この戦いにおいてワクチンは「非常に効果的な手段」とした。これと併せファウチ副所長は、インドで発生した「デルタ株」がヒトからヒトに感染しやすく、感染者の間でも重症化しやすいと指摘している。ファウチ所長はこうした点を踏まえ、「これは明らかに問題である」と結論付けた。 

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