欧州委員会 BMWとフォルクスワーゲングループに約1136億円の罰金

欧州委員会はディーゼル自動車排ガス問題に関してEU競争法(独占禁止法)違反とカルテル行為があったとしてBMWとフォルクスワーゲングループ(フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ)に8億7500万ユーロ(約1136億円)の罰金を科した。8日、欧州委員会が発表した。
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欧州委員会のマルグレーテ・ベステアー執行副委員長は記者会見で「欧州委員会はダイムラー、BMW、フォルクスワーゲングループのフォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェの計5社に対し裁定を下した。罰金の合計金額は8億7500万ユーロになる」と語った。

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欧州委のプレスリリースによると、ダイムラーはカルテルについて欧州委に報告したため、罰金対象ではないという。科されていた場合の罰金額は7億2700万ユーロ(約944億円)とされている。

フォルクスワーゲングループ(アウディとポルシェも傘下だが、公式にはそれぞれ独立した企業となっている)に対する罰金額は5億240万ユーロ(約653億円)、BMWに対しては3億7280万ユーロ(約484億円)となった。

欧州委員会のプレスリリースによると、罰金はディーゼル自動車排気ガスの「窒素酸化物(NOx)精製分野における技術開発の談合が対象になっており、談合は欧州市場の競争を妨げたとしている。すべての当事者はカルテルへの関与を認めており、事件解決に同意したという。

これら自動車メーカーは「適切な技術が利用可能であるにもかかわらず、法律で求められる以上の精製」分野において競争を避けるため、5年以上にわたり談合していた。

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