タリバン、アフガン第2の都市に侵攻

アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが、同国第2の都市カンダハルに侵攻した。同都市の地区の一つでは、アフガニスタン政府軍とタリバンの戦闘が行われている。衝突の結果、複数の民間人が死亡した。正確な犠牲者数は伝えられていない。
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一方、カンダハルのラフマトゥッラー・ラウフィ市長は、市内の状況は制御されていると発表した。当局によると、現時点でタリバンは後退している。

アフガニスタン国家安全保障局は、政府軍が8日夜に実施した作戦で、タリバン戦闘員9人が死亡、2人が負傷したと発表した。

アフガニスタン当局7日、同国におけるタリバンの勢力拡大を背景に、軍事紛争の重大な段階が始まったと発表した。アフガニスタンのモハマディ国防相は「アフガニスタンでは戦いが激化しており、国内の軍事情勢はきわめて敏感であることを認識している」と指摘し、アフガンの治安部隊は地元による抵抗の支援を受けながら民間人の保護に全力で取り組んでいると強調した。

アフガニスタンでは、米国とNATO諸国が5月1日にアフガンからの撤退を正式に開始した後、状況が特に緊迫した。

先にバイデン米大統領は、米軍はアフガニスタンからの撤退を8月31日に完了すると発表した。

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