バイデン大統領、競争促進のための大統領令に署名

米国のジョー・バイデン大統領は9日、国内経済の競争促進を目的とした大統領令に署名した。ホワイトハウスは署名式の様子を中継した。
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大統領によれば、この大統領令では、経済における競争を促すような70を超える対策が盛り込まれており、すべての政府機関に対し、これらの措置を検討、実施するよう指示されている。

バイデン大統領は「競争のない資本主義は資本主義ではなく、搾取だ」と述べ、自分は「誇り高き資本主義の支持者である」とした。

また、大統領は「公正な競争が米国を史上もっとも豊かでもっとも革新的な国にした」とも付け加えている。

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この大統領令には、労働者が競合企業に移るのを禁じる雇用契約の制限を規制し、価格の低いカナダ製の医薬品の輸入を促進することなどが盛り込まれている。

バイデン大統領はまた、航空券の払い戻し手順の簡略化を見込んでいるほか、製造メーカーに対しては、消費者にメーカーからのサービスを強要することによって、第三者による修理を禁止している状況を改善するとした。

なお、大統領令に従い、競争政策を統括する評議会が創設されることになっている。

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