研究者らはシベリア、極東で感染した妊娠女性の経過を調べた。その結果、2020年、極東連邦管区とシベリア連邦管区の感染率は10万人中1960人だったが、同じ地域の妊娠女性の感染率は10万人あたり5933人だったことがわかった。
調査 感染した妊娠女性の経過は、80%が軽症または無症状で、死亡にいたったのは0.14%、つまり10万人中505人だった。
女性の感染率と妊娠女性の感染率を比較した場合、妊娠女性の方が3倍も罹りやすく、また早産の発生率も多く、その場合、帝王切開に頼らざるを得なかったケースは感染していない妊婦より1.5倍多かった。
先に行われた国際調査では、コロナウイルスは妊娠女性にとって予想以上のリスクとなるという結果が出ている。