キューバ大統領 国内デモは「米国が金で雇っている」

キューバのミゲル・ディアスカネル大統領は首都ハバナの南西約30キロの町サンアントニオデロスバニョスの路上で支持派に演説し、抗議デモ参加者の中には抗議を扇動するよう米国から金銭を受け取る者がいる、と発言した。キューバでは11日、反政府デモが複数の都市で突発的に広がった。
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ディアスカネル大統領は「米国に金で雇われた人々がいる。この種の抗議活動を起こすよう、米国の政府機関から間接的に支払われている」と語った。大統領の演説動画はキューバ共産党のウェブサイトでも視聴可能。

11日、キューバでは数年ぶりに大規模デモが発生し、SNSに投稿された動画などから判断すると、参加者は数千人とみられている。デモ参加者は「自由選挙の実施」と社会問題の解決を要求。現地メディアによると、抗議デモや集会が首都ハバナを含む8都市で確認されている。

大統領が市民に対し外に出て挑発行為に立ち向かうよう呼びかけた後、政府や共産党支持派の行進が5都市以上で展開された。SNSで拡散されている動画では、対立する行進がお互いに投石する様子が収めされ、また別都市では銃声も聞こえてくる。ケガ人などの情報は入ってきていない。

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