新型コロナウイルス

ロシア製コロナワクチン「スプートニク」は変異株にも有効=学術誌Vaccines

12日に国際学術誌「Vaccines」に発表されたガマレイ国立疫学微生物研究センターの研究成果から、ロシア製コロナワクチン「スプートニクV」は変異株に対しても有効であることがわかった。
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ガマレヤ研究センターはウェブサイトで「ガマレイ研究センターとロシア直接投資基金は、スプートニクVを接種した人から採取した血清を調べた結果として、新型コロナウイルスSARS-CoV-2の変異株に対しても有効であることを報告する。同ワクチンの接種により変異株に対する抗体力価(Antibody titer)が得られることがわかった」と発表

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今回得られたデータにより、スプートニクVは変異株に対しても防御特性を維持することが示された。

「複数の変異株に対するスプートニクVの活性度について、これまでに変異株に対する有効性を示した他メーカーのワクチンのデータと比較し、低下率が大幅に少ないことがわかった。」

ガマレヤ研究センターのアレクサンドル・ギンツブルグ所長は次のようにコメントしている:

「今日、2つの異なるアデナウイルスベクターを使用したアプローチにより、スプートニクVは新型コロナウイルスの初期型および変異株に対し、最も有効性の高いワクチンの1つである。」

研究者らがワクチン「スプートニクV」の効果と安全性を確認
ロシア直接投資基金のキリル・ドミトリエフ総裁も次のように語った:

「スプートニクVは接種過程で2つの異なるアデナウイルスベクターを使用する初のワクチンで、ガマレヤ研究センターの研究により、この方法の正しさが証明された。スプートニクVの活性度は他のワクチンに比べて、より危険な変異株に対しても高いことがわかった。ロシア直接投資基金は変異株に対するスプートニクVの有効性の研究を今後も支援し続け、原型スプートニクVを用いた『カクテル』ワクチンの開発を目指し、大手メーカーとの協力の可能性を検討する。」

現時点でスプートニクVは世界67か国で承認登録され、35億人超をカバーしている。メキシコ、アルゼンチン、セルビア、バーレーン、ハンガリー、サンマリノ、アラブ首長国連邦をはじめとする各国当局の接種データで、スプートニクVは最も安全で有効性が高い新型コロナワクチンであることが示されている。


新型コロナワクチン「スプートニクV」は世界67か国で承認登録され、カバー人口は35億人を超えている。アルゼンチン、セルビア、バーレーン、ハンガリー、メキシコ、サンマリノ、アラブ首長国連邦など当局のデータで、スプートニクVは最も安全で有効性の高い新型コロナワクチンの1つであることが示されている。

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