「ランセット腫瘍学」 2020年はアルコールによる発ガンが74万例

医学界が、少量のアルコールの摂取でも発がんリスクを著しく高めてしまうと警告を発している。
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調査の結果、アルコール摂取が原因でガンを発症した人は昨年は全世界で74万人だったことが明らかになった。この数値は新規ガン発症者の4%にあたる。

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アルコールによる発ガンは男女別では77%にあたる56万8700例が男性で、女性は23%(17万2600例)。また腫瘍が見つかった臓器は食道、咽頭、肝臓、乳腺が最も多かった。

研究では、大部分の腫瘍症例がアルコールの過度または頻繁な摂取が原因ではあるものの、14%の症例は中程度のアルコール摂取によっても腫瘍が出来ていたことがわかっている。

調査は各国のアルコール消費量をもとに、これにアルコールを原因とするガン発症の統計と比較して行われている。

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