露中ばかり悪者扱いのサイバー攻撃 多くは米国が発信元 駐中ロシア大使

中国駐留のアンドレイ・デニソフ露大使は、西側諸国はロシアと中国がサイバー攻撃を仕掛けていると常に非難するものの、実際は攻撃が頻繁に発せられるのは米国からであると指摘した。
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デニソフ大使は、ロシアが米国および西側パートナー諸国との関係でサイバー攻撃、サイバー脅威問題が原因で深刻な問題に直面していると指摘し、同様の状況が中国でも見られると述べている。

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デニソフ大使は「我々(ロシア)も中国もほぼ毎日のように非難を受けている」と語っている。

デニソフ大使は「純粋に国際統計のみを見れば、サイバー空間の様々な脅威のうち、我が国が蒙り、しかも発信源が米国というものは、逆のケースよりも遥かに多く、ある種のケースでは数十倍も上回っていることがわかる」と指摘している。

デニソフ大使は、米国ではこのテーマは国内の政治闘争の対象となってしまったがゆえに、実際的な情報安全保障の擁護問題は「横道にそれてしまう」と語っている。西側諸国はロシアと中国がサイバー攻撃を行っている、またはそれに財政支援を行っているとして定期的に非難しているが、ロシアも中国もそうした非難をすべて事実無根と跳ね返している。

先週、中国の王毅外相も、グローバルなサイバー安全保障に脅威を突き付け、国際法に違反する米国の行為に共に立ち向かうよう国際社会に対し呼び掛けている。

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