「表現の不自由展」、16日から開催 大阪高裁が会場利用認める 

企画展「表現の不自由展かんさい」について、会場となる大阪府立施設の使用許可が取り消された問題で、大阪高等裁判所は15日、大阪地方裁判所に続き、実行委員会に会場利用を認める決定を出した。決定を受け、企画展は予定通りあす16日から開催される。毎日新聞が報じた。
この記事をSputnikで読む

「表現の不自由展かんさい」は7月16から18日にかけて、大阪市中央区の「エル・おおさか」で開催が予定されており、2019年に愛知県で行われた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の作品の一部が出展予定だった。

日本 保健所が感染予防のため「外国人と食事しないように」と啓発 差別的表現を撤回

しかし、展覧会の中止を求める抗議活動が相次いだことから、施設の指定管理者が6月25日付けで会場使用許可の取り消しを決めていた

大阪地方裁判所は今月9日、この処分の執行停止を求めた実行委員会側の申し立てに対し、「会場の安全を脅かす具体的な危険が認められない」とした上で「正当な理由がない拒否は憲法の保障する表現の自由の不当な制限につながる」と判断し、会場の使用を認める決定を出した

施設側はこの決定を不服として、大阪高裁に即時抗告していた。

関連記事

コメント