自撮りで危険な病気を診断する方法が開発

米国の研究者らが、下瞼の内側部分の画像から血中ヘモグロビンのレベルを測定するアルゴリズムを開発した。研究結果が科学誌『PLOS ONE』に発表された。
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セリム・スナー氏が指揮するプロビデンス市のブラウン大学の研究者らは、ロード・アイランド病院の研究者らと共同で、スマートフォンのカメラで撮影した標準画像で貧血を診断することができる方法を開発した。

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貧血は循環血液でヘモグロビンと赤血球の含有量が低下する症状のことで、世界ではおよそ4人に1人が罹患している。

一連の画像分析で貧血の測定を受けたモデルの信頼度は72%超となった。この場合、患者の肌の色はメソッドの感度にはいっさい影響せず、診断の精度を規定する主な要因は画像の質だった。

研究者らは、開発されたスマートフォン用ソフトは、遠隔医療や血液分析の設備が十分でない場合に、貧血の診断に使用することが可能だと考えている。

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